初めてつんく♂を見た
9/10(日)
LIVES TOKYO 2017@東京ミッドタウンに行きました。
これは障害者の「働く」をテーマにしたイベントで、障害を持つ人を取り巻く社会環境を知ってもらうためのプロジェクトだそうです。
主催は特定非営利活動法人ハンズオン東京でした。
このイベントを知ったきっかけは、FacebookのUDトークのページ。
UDトークとは会話を見える化する音声認識アプリで、音声を拾ってリアルタイムで文字化します。
ずーっと生で見たいと思っていて、どこかでイベントやってないかな~と探していました。
というわけで・・・UDトークを見るのはこれが初めてです。
UDトーク・・・うん、確かに凄い。
人間にとっては何となく聞き取れた言葉がどんどんスクリーンに表示&漢字に変換され、徐々に文章が修正されて原稿に変わっていく。
大型スクリーンが設置されていたので10行近くを表示できており、流れきる前に修正が間に合っているから更に驚き!
しかも、振り仮名付きで!
上手側スクリーンを見ると・・・英訳!(笑)
単純に「すげー」って思いました。
別会場にはUDトークをリリースした株式会社プラスヴォイスのブースがあったので、少しだけお話を伺いました。
UDトークを開発した方は我々と同じ要約筆記者でした。
そして開発者だからこそ分かるメリット&デメリットがあるそうです。
UDトークは人間による要約筆記と違って音声を認識して文字化できるので抜け漏れがありません。
誤認識があった場合は舞台裏などで要約筆記者やノートテイカーが修正を加え、完璧な原稿に仕上げます。
スマートフォンに専用アプリをダウンロードしてトークを共有すれば、遠隔地でも講演内容を受信し見ることができます。
一方で文章量が多いため、読む側のスピードが追いつかないことがあるそうです。
またスクロールのスピードに文字の修正が追いつかないことがあるそうで、大型スクリーンを設置できる会場でなければ音声を誤認識したまま流れてしまいます。
確かにUDトークのパフォーマンスを見ると・・・
最初は誤認識を含む文章で表示
↓
スクリーンの真ん中辺りで徐々に修正、修正個所は黄色字&青字へ
↓
スクリーン上部で修正完了
・・・という具合で表示されていました。
開発者の方は情報保障の1つの選択肢として提供できればいい、と仰っていました。
イベントでは障害に関わりのある方々が基調講演の講演者となり、トークセッションを行いました。
午前の講演は起きれなかったので・・・(笑)、障害者の雇用をテーマにした午後の講演で下記に在籍する方々の話を聞きました。
〇株式会社ミライロ
〇株式会社アップルファーム
〇ファースト・ファシリティーズ・チャレンジド株式会社
自身が下半身麻痺になった方はユニバーサルマナーについて経験を基にお話しされ、
レストラン経営者の方は障害者の就労・現状について話し、
特例子会社指導員の方はグループ会社内での設立時の話や会社としての役割をお話しされました。
誰が話したのか忘れましたが、「『障害者』というフィルターを挟む前に、一人の人である」という言葉が印象に残りました。
確かにそうだなと感じます。
私自身も左耳に障害があるため全く聴こえませんが、右耳で電話を取るし普通に喋るし、ぱっと見は分かりません。
なので私の場合は『障害者』というフィルターを挟まない(=障害を持っていない)、一人の人として判断されます。
このイベントではシャ乱Qのつんく♂がサウンドプロデューサーとして関わっており、私は生で初めて見ました。
つんく♂は喉頭がんの手術で声帯を摘出しているため声が出ません。
Macのトーク画面をスクリーンに映して司会者やモデレーター、講演者とやり取りしていました。
イベントのテーマ曲「Happy now」をつんく♂が作詞作曲したそうで、Beverlyが歌いました。
私はBeverlyを初めて知ったんですが、彼女の印象はパワフルな美声。
曲のメロディーも歌詞も好きなんですが、残念な事にYouTubeに転がってないんですよね~(;^ω^)
こちらは物販エリアで売っていたコーヒーとキャラメルラスク。
いくつかの団体が出展しており、写真はNPO法人レジストレジネスのもの。
↓
今回は「働く」がテーマ。
次回は別のテーマになるそうです。
また参加したいな~o(^o^)o